その後、大沢氏から連絡はありませんでした。
アムウェイ本社から電話があったことは夫に伝えましたが、
「どうせ、本当のことを言っても大沢の方にも言い分を聞きに行くだろうし、アイツのことだから、こっちが悪いとまくし立てるに決まってる。
今さらアムウェイのアの字も聞きたくないわ
」
という一言で終わってしまいました。
その後、我が家のあちこちにあったアムウェイ製品はすべて姿を消しました。
台所の洗剤も、洗濯洗剤も花王商品に戻っています。
お風呂洗剤も化粧品もすべてなくなりました。
他には、大量のパンフレット類が残っていました。
これもよくぞこれだけ揃えたものだ、というほど、総合パンフレットだけではなく、各商品のパンフレットが10部ずつくらいは購入しています。
メンバー登録用紙やクレジット申し込み用紙なども10〜20部は持っていました。
これだけでも、数万円にはなったのではないか、と思います。
ごていねいに部屋には書類を分けていれるキャビネットまで購入して、もういっぱしのアムウェイ商店だったのです。
今思うと本当にばからしいことです。
もちろんすべて廃棄処分にしました。
成功者のカセットやビデオも・・・
ちなみに、それから数年後、友達からニュースキンを誘われました。
ビジネスとしてするつもりはなかったので、商品の説明会だけ参加しました。
青木「化粧品のサンプルってないよね」
友だち「うん、商品に自信があるから、特にサンプルはないの」
青木「じゃあ、パンフレットある?」
友だち「ああ、それならあるから持って帰って」
この子もパンフレットまで準備してるんだ・・・
そう思った次の瞬間
友だち「青木さん、じゃあ、これ。パンフレット代100円ね」
えっ?えっ?え〜〜〜〜〜〜っ!?
パンフレットのお金取るの?
ニュースキンってそんなやり方してるの?
それはそれで信じられなかったですけど・・・
その子が言うには
「だって、ニュースキンって一人一人が独立した個人事業主じゃない。青木さんも商品を購入するってことは個人事業主になるってことだよ。だったらパンフレット代負担するのは当然でしょ?」
ン?ちょっと意味が違うんじゃないのか・・・?
彼女にはそれ以上言っても無駄だと思ったので、100円払いました。
もちろんニュースキンのメンバーになることはなく、商品も購入しませんでしたが・・・
この自分が使って人に進める、それが仕事になる=個人事業主という考え方は日本にはなじまないような気がします。
割り切ったビジネスという考えのアメリカと商売という精神は、かみ合わないのではないかな・・・なんて思うことがありました。
日本には義理や人情という考え方があって、知りあいから勧められたら、その後のつき合いもあるから、商品の良さはともかく人間関係を壊したくないという気持ちで買ってしまうということがあるようです。
でもアメリカは、たとえ親兄弟でも商品がよくなければ買わない、そのことで人間関係が壊れないって聞いたことがあります。
私みたいな者は、買ってもらっても
「友達だから仕方なく買ってくれたんだろうな」
(それは相手の表情や態度で判断)
とストレスになり、断られれば断られたで
「何よ、友達だと思っていたのに、それくらいのつき合いだったの?」
と思う・・・
本当にこういう形態のビジネスには向いていない性格だと思います。
この道に入ってしまったこと自体が大きな間違いだったのです。
それでも、商品を買ってくれた人、メンバーになった人、ビジネスを誘って一緒にやった人がいます。
その人たちに謝罪しに行くことにしました。
